グレインフリー食と拡張型心筋症

だんだん暖かくなり、嬉しい季節になってきましたね!

 

今回は、グレインフリー食と拡張型心筋症の関係が指摘されてきている話をご紹介したいと思います。

 

まず、拡張型心筋症とは、大型犬に多く、心臓の収縮機能が低下してしまう心筋症です。

 

そして、話題になっているのは、グルテンフリーでなく、グレインフリー食です。


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グレインとは穀物や穀類のことを表しており、グルテンとは小麦を入れて混ぜると出てくる成分で、異なるものみたいです。

犬や猫は肉食だから、グレインは摂取しない方がいいという考えから、このフードが広まったようです。

 

しかし、グレインフリー食を食べていると、心臓の収縮機能が低下して拡張型心筋症になってしまうという報告が出ているとのこと。

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数ヵ月前の雑誌の抜粋です↑。

 

ここでは、グレインフードが原因と疑われた、若いチワワが拡張型心筋症を発症してしまった例がのっておりました。

 

数年前から、米国食品医薬品局(FDA)は、食事が拡張型心筋症が潜在的に関係しているとのことで、警告を出していたみたいです。

 

グレインフリー食そのものではなく、そこに多く含まれているマメ類が心臓に悪い影響を与えているのではないかとの指摘もあるとのこと。

 

もともとなりやすい素因を持つ大型犬の子は特に、気に止めて置いた方がいいかもしれませんね(>_<)